18歳の頃、当時は、アメカジ全盛時代で、ブーツとかスニーカーばっか履いてました。
福岡で予備校に行っていた僕は、親に、教科書代と嘘をつき、レッドウイングのエンジニアブーツ
を買ったり、ナイキのナイロンコルテッツ２を買ったりしてました。
革靴との出会い
そんな中、とあるセレクトショップに、トリッカーズの編み上げのウイングチップのブーツが入荷され
まして、ブーツの延長線上で購入しました。当時は、34,000円だったはずです。
これが、僕の、ちゃんとした革靴との出会いでした。
それから、東京の大学に行き、とりあえず、GHバスのローファーを買い、クラークスのデザートブーツ
を買い、ロイドフットウェアでジョッパーブーツを買い、ウォークオーバーのホワイトバックスを買い、
ガンガンにちゃんとした靴欲が爆発し、クロケット＆ジョーンズのストレートチップ、
パラブーツのシャンボード、オールデン、JMウエストン、
エドワードグリーンと気が狂うように、
荒れた道路を全速力で走り続けました。
日本育英会から借りた奨学金は、パチンコと靴代で8割くらい言っていると思います。
そんなこんなで、会社に入ってからも、相当上物の革靴を毎日毎日履いて会社に行っていたので、
45歳を超えた頃、全ての靴の寿命が一斉にやってきて、うちのエース級のスタメン靴が
次から次へと引退！
今思えば修理とか出すべきだったのかなと思い返しますが、当時の社畜道中週5日それぞれ履くので
年間50回くらいはいで、それを20数年ですので、もう、ボロボロでしたね。
シューケアは、結構ちゃんとしていたんですけどね。
靴人生の1週目が終わった私ですが、2週目に入る時に、もう、残りの社畜人生を考えたら、
むやみ矢鱈に、たっかい靴を買い揃えても、コスパ的に良くないんじゃないかって考えたんです。
残りの社畜人生は、
と、僕の中の小人がリトルホンダの様に囁き、遂に、あの靴を買いました！！
それは・・・・
J.M.WESTON Golf derby641！
ウエストンのゴルフとは
1955年に、ゴルフ場で誕生したと言われるウエストンのゴルフ。
質実剛健なつくりとコンフォタブルを併せ持ち、ソールはラバーソール。
外羽にUチップで、丸いフォルムが可愛くもカッコいい、いわば、キンプリの平野君みたいな感じです。
フランスの最高靴ブランドの中の代表作と言われるゴルフ。
別名「ジャーナリストシューズ」と言われ、ガンガン歩けるとされている靴です。
ゴルフちゃんとの出会い
当時、東京に住んでいた私は、仕事も早めに切り上げ、J.M.WESTON丸の内店へ。
（当時は、夕方の足が浮腫んでいる時に、新しい靴を買ったほうがいいとまことしやかに言われていました）
店に入るや否や、接客してくれそうな女性の販売員さんに、
「ゴルフの黒ください！」
開口一番、単刀直入、ズバリ言うわよで、注文をしたところ、即座に黒のゴルフの２サイズを
持ってきてくださいました。
2サイズとも履いてみたんですが、どっちも足が痛かったですね。
ウエストンのローファーはかつて履いていて、底の沈みが結構あったので、ジャストサイズを
購入しました。ジャストを履いて自分の足に馴染ませたかったからです。
そして始まる。地獄の修行。
色々な記事で、ゴルフは、馴染むまでに時間がかかり、相当痛いっていうことは知っていました。
万力締めって言われるくらい痛いって噂でした。
初日は、飲み会が入っていて、キャバクラに行ったのですが、痛くて痛くて、履いてられなかったですね。
（※キャバのお姉さんにゴルフの素晴らしさを力説した記憶、あります。）
しかしながら、その痛さは、まさに、万力締め
噂に、全く違わず、万力締めでした。
勿の論で、踵は豆が出来ていましたね。
それからが、地獄の修行でした。
履けども、履けども、履けども履けども、足に全く馴染みません。
ジャーナリストどころか、3時間以上履けません！！！！
この痛さ、想像以上です！！！！！！！！！！！
と、僕の中の小人がリトルホンダの様に囁き、段々、だんだんと、履く機会がめっきり減りました。
1年くらいちゃんと履いたことなく過ぎてゆきました。
（※靴が傷まないように、年に数回は、足をいれていましたが・・・）
そして、修行復活
あんまり、履かないもんだから、コスパが悪すぎると一念発起して、最近、修行を復活させました。
会社にはスニーカーで出社し、会社に置いているゴルフに履き替え、15時くらいまで履いて過ごす。
という、自分を労りながらの修行になります。これを週に3回くらいしています。
無理なく修行が出来ています。
外には、ほぼ履いていかないです。外に出る時はスニーカーに履き替えます。痛いですから。
それでも、全く後悔はしていません。スーツに合わせてもいいですが、チノとかジーンズに
合わせても相当良さそうです。
（※合わせたことはありません。なぜなら、まだ、長時間履けないからです。）
お伝えしたいこと
兎に角、覚悟だと思います。修行からは逃れられませんが、僕は後悔どころか大満足しています。
いつかは、馴染んで来ますし、馴染んでる人もたくさん、たくさんいますから。（私調べ）
かなり、金額的にも、ガツンと来ますが、最高にカッケーことには、間違いございやせん！
欲しい方は、買うべきだと言い切れます！！！！
だって、ウエストンのゴルフですから！！！！
靴好き人間は、絶対的に登らないといけない山です！！！！
（※て、ゆーか、そう思わないとやってられません（笑））
まだまだ、地獄の修行は続きます！！！！！
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